流れる空の中で数学を。

とある数学好きの「手作りすうがく」と「気ままな雑記」。

2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

為替レートは乱数で再現可能なのか?について

問題提起 今も昔も為替取引が活発に行われている。しかし、その未来予測は困難とされており、実際ランダムウォークのようであるとも言われている。もし、仮に完全にランダムウォーク的であるならば、分儲けと損がそれぞれ50%の確率で起こり、手数料が引かれ…

局在アンダーソンモデルの臨界点の次元依存性( dimensional dependence of the critical point of the Anderson model with box distribution )の線形フィット

局在アンダーソンモデルの臨界点の次元依存性(dimensional dependence of the critical point of the Anderson model with box distribution) 局在アンダーソンモデルでbox distributionを仮定したときの臨界点が整数次元についてほぼ線形に増加していること…

級数の極限値と総和法の関係について

指数関数とパデ近似と極限 指数関数の級数展開での極限を考えてみよう。 ……① パデ近似を用いて、関数列を生成すると、 ……② ……③ ……④ などが考えらえる。ところが、①式の右辺の極限値を先にとると、級数の次数の増加に関係なく、②の場合は、で明らかに0に収束…

SRWS理論を用いて、臨界指数を計算するための新しい道筋(未完)

SRWS理論におけるグリーン関数の級数展開(t>lを仮定) 部分積分を用いれば、二項係数の和の問題をある程度回避できると気づいたのでメモ。 なお、viXraにあげてあるプレプリントで使っていた無限次元近似は、使っても使わなくても厳密に計算した場合と同じ結…