【数値シミュレーション】コロナウィルス感染予測【一部査読中】
コロナウィルスの新モデルによる感染予測シミュレーション
僕が新しく考案したコロナウィルスの感染者数予測モデルは査読中です。ですが、arXivにのせることもできなかったので、迅速な情報提供のためこのブログで一部の結果のみを載せます。査読中の内容に加えた新しい結果も含みます。この記事では、日本のコロナウィルスの感染予測のみを取り扱います。
査読中の論文ではワクチンの効果を考慮していませんが、ここでは考慮した場合の結果だけを載せます。モデルの詳細や計算方法は、論文の新奇性にかかわるのでここでは述べません。
コロナ第5波の予測日
自粛がこのままされず、緊急事態宣言も出されないまま行くと、ワクチン接種の効果は間に合わずに、第5波が訪れることが予測されました。日付は、2021年7月28日~8月10日頃に感染者数6000人に到達すると予想されました。I(t)が感染者数、vaccine(%)がワクチンの接種が完了し、完全に免疫ができた人数を表します。
ワクチンの接種率とコロナの終息について
ワクチンの接種が現在のペースのまま続いた場合、接種人数が全人口の65%,70%で止まった場合と、接種が全国民に行き届いた場合のシミュレーション結果を載せます。基本的にワクチンの接種を拒否する人たちは、自粛行動をとらないものとして計算しています。
最もワクチン接種が順調に現在のペースを維持したまま進んだ場合、第5波が訪れ、2022年3月中頃にコロナウィルスは収束します。
次にワクチン接種が70%程度で頭打ちになった場合の感染収束のグラフを載せます。
この場合、第5波が訪れ、陽性患者数は極めて緩やかに減少し、2022年12月終わり頃にコロナウィルスは収束します。
最後にワクチン接種が65%程度で頭打ちになった場合の感染者数のグラフを載せます。
この場合、コロナウィルスの終息は見込めません。繰り返し緊急事態宣言は発出され、何度もコロナウィルスの波が訪れ続けます。
結論
コロナウィルスの終息のためには、ワクチン接種率が約70%を目標にしなければならない。またコロナの大きな波は後1回は来ると予想されるので、緊急事態宣言は少なくとも後1回は出す必要性がある。